ネブトって知っとる? 〜 ネブト(テンジクダイ)のこと、備後フィッシュについて
ネブトって?
「ねぶとのふりかけ」で当店にお目見えした備後の特産品「ネブト」。
ネブトは一般的に「テンジクダイ」の名で知られている魚で、「イシカベリ」や「イシモチ」などの別名も持ちます。が、福山では「ネブト」と呼ばれることの多い、瀬戸内海で獲れる小魚です。
ネブトの食べ方として、瀬戸内沿岸、特に広島県東部近辺(備後圏域)では唐揚げや南蛮漬けなどの調理法で提供されることが多いです。備後の飲食店でも一品料理として多くの店で提供されます。
☆たくさんの呼び名(愛称)がある、瀬戸内で愛されている魚です!
ネブトは瀬戸内地域でも「ねぶと」「いしかべり」「いしもち」「めぶと」など地域によって呼ばれ方が異なります。
たくさんの愛称があるというのは、その土地ごとに愛され、美味しく食されてきた証拠です。
ネブトは2017年に始まった新しい取組み「備後フィッシュ」ブランド活動において、備後の代表的な魚25種のうちの1種にも選ばれています。
上述の通り、備後を中心としたいわゆる備後圏域でよく食べられているネブトも、他の地域に行くと見かけることがなかなか少なかったりします。
皆様も鞆の浦など備後の観光地に遊びに来られた際は、美味しいネブト料理をぜひ召し上がってみてください。
備後フィッシュ 〜 備後の漁師1000人が選ぶ魚たち。
知る!さばく!食べる!「備後フィッシュ」!
備後フィッシュとは、広島県東部から岡山県西部「備後圏域」瀬戸内沿岸4市、三原市、尾道市、福山市、岡山県笠岡市で水揚げされる新鮮な水産物で、地元の漁師が「備後の代表的な魚」として推奨する25種類の魚たちの総称です。
瀬戸内・備後圏域で水揚げされる水産物を、地元の方にもっと知ってもらいたい、再発見してもらいたい、という思いから「備後の地魚応援団」が立ち上がり、備後の地魚の存在や調理方法を若い世代の方々を中心に広めるため活動されています。
備後の地魚応援団を設立!!
備後の地魚応援団は、4市の行政、関係漁業団体、道の駅などが一緒になった団体です。
備後フィッシュの魅力をたくさんの人に発信するため、「知る」「さばく(調理する)」「食べる」をキーワードに様々なPR活動を行っていきます。
(備後フィッシュ ガイドブックより)
☆備後フィッシュ 25種
春(7種) | 夏(8種) | 秋(3種) | 冬(7種) |
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アサリ、イカ、ウマヅラハギ、サワラ、シログチ、マダイ、メバル | エビ、キジハタ(アコウ)、キュウセン(ギザミ)、シロギス、スズキ、タコ、テンジクダイ(ネブト)、マナガツオ | カサゴ、カレイ、タチウオ | アナゴ、ウシノシタ(ゲンチョウ)、オニオコゼ、ガザミ(ワタリガニ)、クロダイ(チヌ)、シャコ、ヒラメ |
備後フィッシュについてもっと知りたい方はこちら
福山市ホームページ(農林水産課のページ)または備後圏域出身の学生に向けたUターン・Iターンサイト「びんごライフ」のホームページで「備後フィッシュガイドブック」データのダウンロードが可能です。
備後フィッシュガイドブックとは、備後フィッシュについて「知る」「さばく」「調理する」などの情報を掲載した無料のガイドブックです。
備後フィッシュを素材とした様々な料理のレシピや、魚のさばき方などが写真入りで丁寧に紹介されています。魚の三枚おろし、五枚おろしやアサリの砂抜き、イカやマダコの下処理方法など、日頃の家庭料理に役に立つ情報もいっぱいです。
☆びんごライフ「備後フィッシュガイドブックを発行します!」
https://bingolife.jp/news/information/2017/07/03/1254/
☆福山市ホームページ 農林水産課「備後フィッシュガイドブックを発行します!」
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/norinsuisan/96568.html
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